『Lilacの夢路 / ジュエル・ド・パリ』観劇の思い出〜4月〜

こんにちは、せろりです。

 

あっという間にGWも終わってしまいましたが行ってきました!宝塚大劇場

待ちに待った雪組公演『Lilacの夢路 / ジュエル・ド・パリ』です!

今回は4月の観劇の思い出を語りたいと思います。

 

※めちゃくちゃネタバレあります※

ご観劇がまだの方がいらっしゃいましたらご注意くださいませ。

はい、れっつご〜。

 

 

 

 


まずはミュージカルの感想を。

『Lilacの夢路 -ドロイゼン家の誇り-』

公演のチラシと次男フランツが拗らせてるという話だけを頼りに観劇してきました。

 


まず思ったことは

 


壮大な話かと思いきや話が薄い。

とにかく薄い。

 


タカラヅカ・スカイ・ステージにて

ズバーーーン! \\ ハインドリヒ 彩風咲奈 //

ズバーーーン! \\ エリーゼ 夢白あや //

ズバーーーン! \\ フランツ 朝美絢 //

 


こんな感じのCMを見かけましたが、待て待て、そんな壮大な話じゃないぞとツッコミを入れずにはいられませんでした。

 

とにかく説明と伏線が多過ぎて回収が雑な感じが拭えない。

もう少し要点を絞って回収の時間を丁寧にすれば良かったのではないでしょうか…。


机の上に広げまくったトランプカードを親に「片付けなさい」と言われ、両手で自分の胸の前にぎゅっと寄せ集めて「ほら!片付けたよ!!!」って言った感じ。

分かります?この表現。

いや、それ片付けたって言わないから、みたいな。まさにそんな感じの印象を受けました。

 

ストーリーは別としてお衣装や曲、ダンスはとても良かったです。ここ大事。

 

 

 

まず冒頭。

妖しく滑らかなこれから始まる物語へ誘うようなダンス。美しかった。これぞ美

まさか朝美さん、和希さん、縣さんがいるなんて思ってもいなかったのでうわ、最高じゃんとだいぶニヤけてたと思います。(マスクしてて良かった)

 


幕間にパンフレットで確認しましたがあのお役はメフィストフェレスと小悪魔!!!

 


納得!!!!

 


朝美さんのお衣装と頭の飾りもめちゃくちゃお似合いで

なんならあのまま、あのお姿をずっと眺めていたい。

舞台写真絶対欲しい…お願い出して…頼んだよ、、

 


ハインドリヒお兄様が見ていた夢からお目覚めになり、物語はいよいよスタート。

メフィストフェレスと小悪魔、夢人たちはお兄様の夢だったんだ…

「飲み過ぎた…」と言いつつ、そのすぐ後に5人で乾杯してたことにはツッコミを入れない方が良いでしょうか。

 


ドロイゼン家の5人兄弟全員集合し、歌い踊り出した時(通称:ドロイゼンファイブ)には「一体私は何を見せられているのだろうか、戦隊ヒーロー始まった?」なんて思いました。

それにしても華世京くん演じる末っ子五男、ヨーゼフの愛されっぷりは可愛かったです。

お兄ちゃん達めちゃ溺愛してるやんか、、可愛いねぇ。

 


そして銀橋での鉄ソング

宙組公演『カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜』では銀橋にて芹香斗亜さんによりイルカについて教えていただきましたが、

今回、雪組さんでは鉄について鉄がいかに凄いのかを彩風ハインドリヒ、朝美フランツ、和希ゲオルグに教えて頂きました。

「鉄が全てを支配する〜♪」と。了解です。

 


縣千さん演じるアントンが出てきた時の生い立ちの台詞に「あれ?もしかして…」と縣千がやるんだもん、絶対ドロイゼン家と関わりあるでしょ、なーんて思っていたら話が進むにつれ

あっ察し…


そして

 

やっぱりね!!!でした。

 


まぁ、なんやかんやありまして(雑すぎる?)ディートリンデが「私の自尊心が…」と言ってる時には

せろり、「はて?自尊心…??」となりました。

 


それにしてもフランツさん。野々花ひまりちゃん演じるディートリンデへの愛が相当強いですよね、、

「お別れだ」(超イケボ)って言ってたのに結局くっつくオチ。

フランツさんの恋心と思考回路が謎です。

教えて!朝美さん!!(え)

 


ラストの場面でハインドリヒ、フランツ、ゲオルグランドルフ(四男:一禾あお)、アントンが肩を抱き合い横1列に並んでいるところは若干のモヤモヤが。

あんなにヨーゼフのおかげだと言いまくり、家族だ!と言うのであれば亡霊でもいいからヨーゼフ出してあげてよ、、と心残りがありました。

 

マフィアも阿片もない、襲われて負傷することもないずっと平和な『Lilacの夢路』

本当に雪組さん?と思うくらい悪役が全然いない(なんなら久城あすさん1人が悪い部分ほぼ全部背負ってた)のとぎゅっと最後短時間で無理矢理なくらいにハッピーエンドに持っていったけれども本当にこの結末で良かったのかな、と少し物足りない感じもしました。

 


『Lilacの夢路』に関しては深い意味をあまり考えずに観るのが1番です。

考察しすぎない方がかえって良いのでは?なんて思ったり。

 


5月の観劇では作品が深まっていることを願います。

 

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さて、続きましてレビューの感想に行きましょう!

『ジュエル・ド・パリ』

音楽が流れ、パッと照明が点くと銀橋には朝美さんを中心に男役さんが!!

(チョンパという宝塚用語だそうです)

目の前に登場した皆様に思わず「おぉ〜!」と声が漏れてしまいました。

真っ白なお衣装!でもそれぞれ画家さんに扮しているそうで個性があり、皆様お似合いで素敵すぎる!!舞台写真欲しい!(待ってる)

 

1階席の割と前方で観たのが初見だったのですが
うわぁ!近い!カッコイイと思わずこの時点で涙。(涙腺の調子壊れてる)

 

そして筆で定めている振り付けにうぇっ、私?と勘違いしそうに…。

手持ちのパレットに筆をちょんちょんとしてから空中で何かサササッと描いてる動き。

…見覚えあるその筆の動き方。

あれ?もしかしてサインですか??

 


サインでした!!!

 


そしてその後大階段に小林◯子のようなお姿の彩風咲奈様の登場にびっくりでした。

(この後のびっくり和希さんの場面よりもびっくりした)

戸惑いと驚きが隠せず、聞こえてくる声は咲ちゃんだけれども…

え、え、本当に咲ちゃん?と何度も双眼鏡で確認した。

 

咲ちゃんでした。

 

すぽーーんと頭の飾りを取ったら一瞬で黒燕尾に!

んぎゃ!!カッコイイ…。


そして彩風咲奈様直々に109期生のご紹介からの初舞台生ロケット

フレッシュで元気良くて良かった!

109期生の皆様へ熱量高めの拍手を送れるだけ送ってきました。


2階席からみた時にはハートの形もよく見えて良かったです!


チェッサーで銀橋から下手花道へとはけていく109期生と入れ替わるように黒燕尾にシルクハット、ケーンを持った男役さんを連れて階段を降りてきた夢白ちゃん。

あれ?見覚えあるこの流れ、

 


花詩集100じゃん!

 


そうです、めちゃくちゃ『TAKARAZUKA 花詩集100!!』(2014年 月組公演) でした。藤井先生、宝石バージョンです。

そして夢白ちゃんが歌った後に縣さん、和希さん、美穂さん、朝美さんと順々に1人1つの宝石をテーマに歌いながら降りてくる…

 


花詩集100じゃん!!!!

 


咲ちゃんと夢白ちゃんが銀橋でダバダバ歌う「♪愛の讃歌」のアレンジの雰囲気、あれ、『Forever Love』(2016年 月組公演)?とも思いましたが、これも藤井先生でした。そうでした。

 


もう観ていて花詩集100だなぁと何度思ったことか、、

 


ルーヴル美術館

格好良過ぎた王子様いや、彩風咲奈様のご登場。

見事なロングの赤いマントを捌き、彩風咲奈様のコレクションちゃん達と絡むときのロックな曲調


あ〜めっちゃ花詩集100(n回目)


中詰の盛り上がりも最高潮でとっても楽しく、その後のバスティーユの場面のあがちん中心の若手男役さん達のイキイキとしたダンスも良かったし、その後の今回退団する7名の場面では美穂さんの美しい歌声により思わず涙が。

 


サン・ジェルマン・デ・プレ

朝美さんが白(クラシックダンサー)、和希さんが黒(モダンダンサー)という振り分け。

めっっっっちゃわかる、、

ありがとう、御織先生。

めちゃくちゃ良かった。

 

 

今回の観劇の思い出として絶対に語っておきたい・忘れられないあの場面。

カンカン

とてつもない衝撃でした。

夢白ちゃん中心に娘役さん達が出てきて、可愛いなんて思っていたところに

 


「あ〜〜!咲ちゅぁぁぁん!」

 


はい、真那春人さんです。

ん゛ん゛ん゛!?!?!?!

結構な上級生の男役の皆様がカンカンレディをやっているのです。

特に真那春人さん。圧倒的存在感。面白すぎて困る(超褒めてる)

せろりはカンカンボーイの皆様も観たいんです。

観たいんですけど真那春人さん。

まなはるさんから目が離せないんです。

どう頑張っても無理だった。真那さんに負けた(?)

カンカンレディの圧にタジタジのボーイの皆様とのやり取りは隅から隅までゆっくりじっくり観たいけど時間と目が足りない。足りなさすぎる。

 


久城あすさん、叶ゆうりさんのカンカンもTwitterのレポを見る限りめちゃくちゃ面白いことしてるそうじゃないですか、、

今後の観劇では他の男役あ、いや、レディ達を観たい。観れるように頑張ります。

 


凱旋門

周りに娘役さん達がいますが、彩風さんと朝美さんがお2人で踊る部分はもはやデュエットダンス

あれをデュエットダンスと呼ぶのか?と思われるかもしれませんが

せろりにとってはデュエットダンスでした。

 

彩風咲奈様の朝美絢様に向ける慈悲深き微笑み

あぁ、尊い

神様、ありがとう。

宝塚、ありがとう。


白いお衣装、裾がフリフリしていて揺れまでも自分のモノにされていたお姿、格好よかったな…

 


そしていつの間にかパレード

(めちゃくちゃ記憶ぶっ飛んでるけど気にしないで)

以前、『海辺のストルーエンセ』で観た時よりもますます歌が上達していた音彩ちゃん。

どこぞのお嫁にでも行っちゃうのかしらなんて思いながらエトワール音彩ちゃんの歌声に酔いしれました。

また5月に行ったら歌良くなってるんだろうな(期待)

 

大きな羽根を背負った朝美さん、夢白ちゃん、咲ちゃん。

やっと観れた!けど終わらないで…と思いつつあっという間に終わってしまいました。

『ジュエル・ド・パリ』想像以上に良かった。

体感秒でした。

とにかく楽しかった!

そして花詩集100予習しておいて良かった

 


めちゃくちゃ雪組らしくないけれども(失礼)

キラキラ華やかでこれが宝塚か!!!

宝塚観に来た!!と感じられるレビューでした。

中毒性高いです。

特にカンカン。カンカンのためだけに通いたいくらい(オイ)


早くジュエル・ド・パリの音源が欲しいですね〜。(待ってます)


4月の観劇は全て貸切公演でまだ通常モードの『ジュエル・ド・パリ』は観れていないので5月後半での観劇が楽しみです。

5月の観劇レポもまた書きたいと思います!

 

 

お読みいただきありがとうございました。

ではまた〜。