『蒼穹の昴』観劇の思い出

こんにちは、せろりです。

 

 

宝塚歌劇に魅了され毎日が充実しております。今日は雪組 御園座公演『BONNIE & CLYDE』の中継を映画館で観てきました。

それはさておき、今回は人生初観劇となりました昨年2022年に上演されました雪組公演『蒼穹の昴』を振り返り、思い出を語っていきたいと思います。

はい、れっつご〜。

 

 

 

『f f f―フォルティッシッシモ―』『シルクロード~盗賊と宝石~』のDVDを見てから数日、どの組が、いつ・どこで・何の公演をしているのか何も知らなかったせろり。

11月末から雪組さんが東京宝塚劇場で公演があると知ったのは公演初日3日前でした。

 

当然チケットは持ってませんので、ひたすらチケットお譲りサイトで行ける日程を検索し、「譲ってください」とメールを送りまくりました。

まるで就活のエントリーみたいな気分でした

 

 

 

ご縁がありまして、なんとか観劇することに!

観劇が決まってからは急いで原作本、浅田次郎さんの『蒼穹の昴』を読みました。

全4巻。1日1冊ぐらいのハイペースで読み進めたのですが初めて観劇した日までには全て読み終えることが出来ませんでした…

 

 

いざ当日。ドキドキの人生初宝塚観劇。

チケットを手に「遂に私は宝塚歌劇に足を踏み入れるのね」なんて思いながら入場。

 

中に入ると、どーんと目の前には階段に赤い絨毯

キラキラのシャンデリアにクリスマスツリー

ワクワクが止まりません。

 

 

客席に着き、開演5分前。

幕が上がり、目の前には『蒼穹の昴』の文字が書かれた豪華な舞台が現れました。

「いよいよ始まるんだ!」と更に気持ちが高まっていると、ケータイを取り出し舞台を撮る人達。

 

開演前は会場内の写真撮って良いことに驚きました。

私も観劇の記念に撮影させていただきました。

ありがとう、宝塚。

 

 

幕が開いて1番に感じたこと。

これか!!!

DVDで見たご挨拶のアナウンスで拍手…。

スターさんが出てきた時の拍手…。

 

宝塚独特の文化ですよね。私も見よう見まねで参加しながら作品の世界にどっぷり入り込み観劇しました。

 

 


観劇して強く思ったのは「事前に本読んでいて良かった…!」ということ。

あまり馴染みがない中国物。登場人物のお名前が難しいのと、上演時間も限られている為、省略されているシーンがあり物語の展開と状況や背景を知ってると知らないとでは理解度が違ったと思いました。

 

また、本では様々な登場人物が色んな呼び名で呼ばれていますが、宝塚版では"梁 文秀"はずっと"文秀"、"李 春児"は"春児"と呼ばれるように、ほとんどの登場人物が統一した呼び名だったので"誰"がなんという"名前"なのかが分かりやすいように感じました。 

 


濃いいこと、濃いいこと。

文秀と春児が再会し、「♪昴-宿命の星-」を歌うところで1幕が終わるのかと思ったらまだ続く。

衝撃の展開で1幕が終わったところでどの方がどのお役をされているのか気になり、休憩中に公演のパンフレットを買いに走りました。

 

パンフレットのお写真が素晴らしすぎてこれで1,000円!?とまたまた衝撃を受けました。

破格のクオリティの高さですよね、もっと値段高くても払える…。

 

 

 

 


さて、それぞれのお役の感想を。

 

李 春児 役 朝美 絢さん

朝美さんが出てきたときは、本から春児が出てきたように感じました。

想像以上に春児を体現されていて、ずっと目が離せませんでした。

歌も京劇もお芝居も心震えました。本当に凄かった。

 

 

銀橋で京劇の練習をする場面や紫禁城での大婚の京劇の場面はとてつもない気迫を感じ、貧しく幼かった春児がどんどん成長し、西太后の側近へと位が上がるにつれて所作も変わっていくのが分かりやすくかつとても自然に演じていらっしゃっていたのが印象的でした。


1番心が震えたのは文秀に「死んじゃ駄目だ」と日本公使館に会いに行く場面。

文秀に泣き縋り付く春児が宦官の中でも位が高く豪華なお衣装なのに一瞬で1番最初のボロボロの貧しい頃の春児のように見えました。泣いたなぁ…

 

 

 

譚嗣同 役 諏訪 さきさん

譚嗣同の優しさと玲玲とのシーンのピュアな感じ。康有為と皇帝・光緒帝が暴走しているときの動き。どれをとってもとても良かったです。

 

民衆の前で処刑されるときの表情と台詞。あの場面はボロボロに泣きました。あの場面はその前と後の流れもとても良かったです。

 

 

 


今回の観劇で印象的だった方、その名は

 


 

S O R A K A Z U K I

 

ふざけました。ごめんなさい。


順桂 役 和希 そらさん 

和希さん。初めましてデス。一昨年組替えで宙組から雪組にいらっしゃった方だったんですね。まだ彩風さんがトップになってからのDVDを観れていなかったので知りませんでした…。スミマセン

 

紫禁城科挙の合格者上位3名が紹介される場面で順桂さんが出てきたときのオーラが凄かったです。

そしてお顔も声も良い…。イケメンっっ!

よく通るハスキーな感じの声。とても魅力的で歌もお上手。低い音程も安定して出ていてこんなに凄い人がいたのかと驚きました。

 

2幕の順桂の銀橋でのソロ「♪我に力を」とってもとっても良かったです。ずっと聴いていたいくらいでした。

 

 

 

 

では、フィナーレの感想も。


①本編が終了し、涙が止まらない状態で下手から真っ赤なお衣装で登場した和希さん。

後ろ姿から振り返ったときの笑顔。

 

 

た・ま・ら・ん!!!

 

 

作品の中ではあまり笑顔がなかった順桂さんが笑顔で登場。あぁ、笑顔が眩しい…。ステキ。

そしてなんていったってあのお衣装がとってもお似合いでいらっしゃったこと。本当に歌がお上手ですね。惚れる。


観劇後、しばらくしても忘れられず本当にカッコ良かったなと後日写真を買いにキャトルレーヴに走りました。

店頭では品切れが続いていたので驚きました。

 

思わず買ってしまった最高の角度のお写真はこちら💁‍♀️

和希そら 舞台写真/雪組大劇場公演『蒼穹の昴』(舞台写真): ブロマイドオーダーサービス - 宝塚クリエイティブアーツ公式ショッピングサイト|キャトルレーヴオンライン

 

 


②和希さんのダンスと入れ替わるように始まるロケット

中国物なのでロケットも中華な感じでしたね。

可愛いお衣装と飾り。好(ハオ)!

 

 

 

③男役群舞

大階段の並びが美しいこと……!!

番手が上の方の方から踊り始め、裾を持ってヒラっと回転するときのあの余韻!!!

朝美さんがピカイチでかっこよかった。

なんと言ったら良いのでしょうか。 緩急 ですかね、裾を持ち上げる角度が若干他の方よりも高めが故に回転してフワァっとなってピタッと止まるときに余韻を感じられて、その絶妙なバランスが本当に大好きです。

 


セリから上がってきた彩風さん!!!ラスボス感。強〜〜〜!

 

 

 

④娘役さんたちと一緒に踊る朝美さん

素敵でしたね。陶器の柄みたいなお衣装で曲もキャッチーな感じにアレンジされていてなんだか春児を感じました。

足をちょんと外に跳ねる動きが可愛らしい感じ。

曲だけ聴いていても毎回頭の中では皆さんが踊っていらっしゃいます。笑

 

 

 

⑤彩風さんと朝月さんのデュエットダンス

曲も羽織さんの影コーラスも素敵でキラキラお衣装がとてもよくお似合いで好きです。

彩風さんの脚の長さが存分に堪能できる時間でした。我得です。ありがとうございました。

 

…毎回観るたびに違ったリフト。手に汗握るリフトの瞬間。どの回が成功だったのか、未だに分かりません。

どなたかご存知でしょうか?

 

 

⑥パレード

もう終わってしまうのか…と少し寂しい気持ちにもなりましたが皆様いつの間にお着替えされていたのですか!

豪華でキラキラ。圧巻でした。大大大満足です。

あぁ、宝塚観に来たんだなと感じることができました。

 

 


超ド初心者のせろり、観劇前の時点でお名前とお顔が完全に一致していた方はごく僅かで、分からない方が多い状態でしたが、あの役の人は誰だったんだろう…となる方がとても多く、新たな発見が沢山あり、とても楽しむことが出来ました。

 


…楽しかった。本当に良い作品でした。

新人公演も配信で見て、カフェブレイクの朝美さんの回にて朝美さんの注目ポイントを見てもう一度観たいと思いチケット探し。

チョロすぎますね〜

ご縁もあり、その後何度か観劇し毎回大号泣。大千穐楽は映画館で中継を観に行き大号泣しました。

サヨナラショーもとても素敵でした。

 

 

 

いつかはザ!タカラヅカ!というのを感じられるであろうロケットと大きな羽根をつけた彩風さん、朝美さんが大階段から降りてくるお姿が観てみたいです。

次の作品では観れますかね…?

 

 

 

それまでに色んな作品を観てお勉強ですね。頑張ります。

 


長くなりましたが今回はこの辺で

お読みいただきありがとうございました。

 

ではまた〜。